鼻整形は感染は1%前後の確率で起きる?医師が解説。

鼻整形の感染症が気になる女性のイメージ

美容整形には失敗やイメージ違いなどのリスクが伴いますが、これらよりも深刻なリスクが伴うこともあります。それは、感染症のリスクです。
とりわけ鼻整形では感染症のリスクが高いといわれていますが、それには理由があります。こちらのコラムでは、鼻整形の感染症にかかったときに現れやすい症状や、感染症にかかるといわれている原因、感染症の対策方法をご紹介しています。

possibility

鼻整形後の感染率は1%前後

細菌が感染し拘縮してしまい鼻が低くなってしまって肋軟骨で修正した他院修正の鼻の症例
【リスク・副作用】腫れ 内出血 その他
執刀医:円戸望
@endo_eclinic2 @endo.hana

鼻中隔延長や鼻尖形成など、本格的な鼻整形を行うと、感染率は1%前後の確率で起き得ます。そして感染を起こすと皮膚が拘縮し、元より低く短くなる事があります。

この症例は他院で鼻整形を行い、術後に細菌が感染してしまい拘縮により鼻が低くなってしまったので、eクリニックで肋軟骨を使用して鼻を再建し、修正手術を行った症例です。肋軟骨は採取部に傷ができますが、最も強度がある軟骨なので鼻整形後に硬くなってしまった鼻の修正手術では効果的です。

鼻整形の手術後に感染してしまう3つの要因

感染は①手術内容、②術後の過ごし方、③体質や免疫力 の要素で起きます。どんな技術力のある医師でも、体質による感染は避ける事ができず修正を必要とします。

例えば、eクリニックの統括院長の円戸望医師は、年間200〜300件のペースで鼻手術をしている実績がありますが、年に1名程度のお客様が感染を起こしてしまいます。感染を起こされてしまった場合。半年から1年程度、慎重に経過を見ながら修正できるまで皮膚の回復を待ちます。

感染しても初期段階で治癒する場合もある


状態によっては感染を起こしても初期段階で処置が出来れば問題なく治癒する事もあります。もし合併症が起きても被害を最小限に留める為にeクリニックでは慎重に経過を観察させて頂いております。


感染は体質によることがある

感染はどんなに万全を尽くしても体質により起こることがあるので、eクリニックでは鼻中隔延長などは万が一の場合を考慮して、感染しても修正できるように想定して手術を行なっております。このことが、当院が鼻整形で多くのお客様から選ばれている理由の一つでもあります。

鼻の美容整形

case

感染してしまった鼻整形の修正の症例

鼻中隔延長の手術後に感染してしまった鼻の修正手術

感染により肋軟骨移植で修正手術をした鼻中隔延長の症例
【リスク・副作用】腫れ 内出血 その他
執刀医:円戸望
@endo_eclinic2 @endo.hana

この症例の方は、元々耳軟骨と鼻中隔軟骨を使って鼻中隔延長をしたのですが、抜糸前に自宅での事故で再出血してしまい、感染となってしまったので鼻を再建した修正手術の症例です。
鼻中隔軟骨が感染により弱くなってしまったので土台そのもの肋軟骨で立て直し、鼻を再建しました。鼻中隔延長はどの軟骨を使うかで効果とリスクがかなり変わりますので注意が必要です。

修正手術のための再手術は行うことは可能ですが、初回の手術から6〜12か月期間を空ける必要があります。そして、修正手術には肋軟骨を使用することが多いです。

感染で拘縮した鼻の修正手術

【リスク・副作用】腫れ 内出血 その他
執刀医:円戸望
@endo_eclinic2 @endo.hana

鼻整形後に感染してしまい、拘縮してしまった鼻の修正手術の症例です。

瘢痕(はんこん)組織は鼻整形の手術でできてしまった余計な組織です。脂肪と思われる方も多いですが、一度鼻整形をした方で鼻の太さを感じる方の原因で一番多いのはこの瘢痕組織です。

出血が多かったり、血が溜まるスペースが残っていたりするとそこが内出血のようになって腫れます。鼻の場合目などと違ってこの腫れが治らずそのまま瘢痕組織として定着してしまう場合があります。

鼻整形を行う場合この瘢痕組織を作らないようにすることが重要です。そのため、鼻整形は技術力のある美容外科で受ける事が重要です。

できてしまった瘢痕組織は除去すれば鼻のボリュームを減らすことができます。鼻の皮膚や軟骨は繊細なので安全かつ十分に瘢痕組織を除去する技術が必要です。

一度鼻中隔延長で感染を起こした鼻は元々の鼻中隔軟骨が溶けてしまっていることがあります。その場合は軟骨(主に肋軟骨)を使用して鼻中隔軟骨を再建します。具体的には何枚かの軟骨をL字に組み合わせて再建します。

鼻翼軟骨は上方に縮こまっていることが多いので鼻翼軟骨を伸びるように作り直す必要があります。鼻翼軟骨が伸びてこないといくら丈夫な鼻中隔を作り直してもアップノーズになった鼻は治りません。鼻翼軟骨の癒着を丁寧に剥がし、他の軟骨との靱帯を切断し、場合によっては鼻翼軟骨の粘膜を切断して、伸びる状態を確保して、その際に欠損した粘膜は他の組織の筋膜や軟骨膜で塞ぎ直します。

鼻翼軟骨が破損している場合は鼻が下に伸びてもコンセント鼻のようになってしまっていたり、鼻の丸みがなくってしまうので、耳や肋軟骨を使って自然な形を再現します。

感染により鼻柱が後退してしまった症例

鼻整形で感染して広がった小鼻と人中を再建した修正手術の症例
【リスク・副作用】腫れ 内出血 その他
執刀医:円戸望
@endo_eclinic2 @endo.hana

この症例は鼻整形で感染を起こしてしまい、鼻柱が後退してしまった症例です。小鼻が目立ち人中が長くなったとのご相談をいただきました。

この修正手術では大掛かりな鼻整形をせずに形を再建しました。

小鼻が目立たなくなるようにデザインして、人中短縮をし小鼻を縮小しています。

鼻柱を軟骨を作って伸ばしていますが、3ミリほど出しているので、通常鼻先は低くなります。それを予防する為にクローズド法で鼻尖部に軟骨を移植し、なるべく鼻先をいじらず確実に鼻の穴の見え中を改善しました。

アップノーズも改善され自然な仕上がりになっています。

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鼻整形は感染症のリスクあり!?こんな症状には要注意

鼻整形を受けたからといって、必ず感染症にかかるとは限りません。
むしろ、感染症にかかることのほうが珍しいといえます。
しかし、少しでも可能性がある以上、鼻整形のリスクを知った上で鼻整形を受けることが大切なのです。
それではまず、鼻整形後の感染症で現れやすい症状からご紹介していきましょう。

感染症で現れやすい症状

【リスク・副作用】腫れ 内出血 その他
執刀医:円戸望
@endo_eclinic2 @endo.hana

鼻整形の感染症では、感染症にかかったすべての方に同一の症状が現れるのではなく、現れる症状には個人差があります。
また、強い症状が現れたり、自覚症状がほとんどなかったりと、症状のレベルにも個人差があります。
いずれの場合でも、以下のいずれかの症状が現れた場合では、鼻整形後の感染症を疑う必要があるでしょう。

  • 強い腫れや痛み、熱感がいつまでも続く
  • 鼻筋や鼻先などが真っ赤になる
  • 発熱や倦怠感が続く

これらが、鼻整形の感染症で見られる典型的な症状です。
鼻整形後のダウンタイムでは、内出血や腫れ、痛みが出ることがあります。
そして、これらの症状は術後2~3日目にピークを迎え、その後は少しずつ引き、約2週間後には大きな症状は治まります。
しかし、感染症にかかってしまっている場合では、ダウンタイム時のような症状が2週間以上続くことがありますので、すぐに感染症だと気付くでしょう。
万が一感染症にかかってしまった場合の対処方法については以下でご紹介しています。

why?

鼻整形で感染症にかかるのはなぜ?

美容整形には感染症のリスクがあるといわれていますが、とりわけ鼻整形ではその傾向が強いと考えられています。
鼻整形の感染症の原因は複数あり、ひとつの原因で感染することがあれば、複数の原因によって感染することもあります。
それでは、感染原因について見ていきましょう。

雑菌の侵入

ウイルスのイメージ

鼻の内部にはもともと常在菌と呼ばれる菌が存在しており、ただ存在しているだけで悪さをすることはありません。
しかし、鼻整形の切開口から体内に侵入すると、内部で増殖し、感染症特有の症状の原因になるのです。
つまり、切開を伴う鼻整形を受ける方であれば、誰にでも感染リスクがあるということです。

挿入した人工物による感染

鼻整形では、プロテーゼやヒアルロン酸、糸を鼻筋や鼻先に挿入することがあります。そして、これらの人工物が感染症の原因になることがあるのです。
それは、プロテーゼやヒアルロン酸、糸といった人工物には血流がなく、挿入した周辺に存在する免疫細胞が正常に働かなくなることがあるからです。
血液には免疫細胞を運ぶ働きがありますが、血流がないプロテーゼやヒアルロン酸、糸には、免疫細胞を運ぶ機能がなく、それによって感染リスクが高まるということです。
なお、挿入するプロテーゼの大きさやヒアルロン酸の量、糸の本数が多いほど感染症にかかりやすく、完治までに時間がかかりやすいと考えられています。

免疫力の低下

どの種類の鼻整形であっても、術後には皮下組織がダメージを負い、一時的に患部周辺の免疫機能が低下します。
つまり、雑菌に対する抵抗力が弱まった状態になるということで、この状態が感染症の引き金になる可能性があるということです。
また、お客様ご自身のコンディションが悪く、たまたま免疫力が低下している状態で鼻整形を受けてしまうと、その状態が原因となって感染症を引き起こすことがあります。

術後のケアを怠った

鼻整形後のダウンタイムでは、医師の案内に従い、注意深く過ごさなくてはなりません。そして、注意事項を守らず術後のケアを怠った場合では、より感染症にかかりやすくなります。
以下でご紹介する行動は感染症リスクを高める原因になります。

入浴やシャワー

シャワーのイメージ

鼻整形後には、約1週間入浴を行えません。
また、熱いシャワーの長時間使用も禁止です。
それは、入浴や熱いシャワーの長時間使用は血行を促進させる行動であり、ダウンタイム期間中の症状を悪化させる原因になるだけでなく、感染症の原因になることもあります。
特に切開を伴う鼻整形では、抜糸前に入浴することで感染症のリスクが高まりますので、十分な注意が必要です。
また、血行の促進という点では激しい運動もおすすめできませんので、最低でもダウンタイムが終了するまでは控えなければなりません。

患部が気になって触った

鼻を気にしている人

鼻整形後には、腫れや痛みで手術前にはなかった感覚になることがあります。
そして、この状態を気にするあまり傷口を触ってしまうと、その部分から雑菌が侵入して感染症にかかることがあります。
また、組織が落ち着く前に患部を触りすぎると、仕上がりに悪影響が及ぶリスクも高まりますので、組織が落ち着くまでは、気になったとしてもなるべく患部に触らず過ごすことを心がける必要があります。

飲酒や喫煙をした

お酒を飲んでいる女性

飲酒は血行を促進させるため、ダウンタイムを長引かせる原因になります。
また、喫煙は血管を収縮させることで血流を妨げますので、感染症の直接原因になりやすいと考えられています。
日常的な飲酒や喫煙をしていた方でも、鼻整形後のダウンタイムには禁酒と禁煙を心がけ、感染症のリスクを少しでも減らすことが大切です。

処方薬を案内通りに服用しなかった

鼻整形後には処方薬を処方されますので、医師の案内に従って正しく服用する必要があります。
処方薬には感染症予防成分も配合されていますので、案内通りに服用しなかった場合では、感染症のリスクが高まります。

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鼻整形で感染症にかからないための対策

鼻整形の感染症は術後に感染することがほとんどですので、術後に予防対策をすることである程度は避けて通ることができます。

処方薬を案内通りに服用すること

内服薬のイメージ

鼻整形直後の患部は大きなダメージを負った状態で、腫れや内出血、化膿が起こりやすい状態になっています。
また、雑菌に対する抵抗力が弱っている状態でもありますので、処方薬を案内通りに服用することが大切です。

患部には極力触れないこと

清潔そうに見える手指であっても、実は目に見えない雑菌が付着していることがあり、その手指で患部に直接触れてしまうと、雑菌の侵入による感染症のリスクが高まります。
鼻整形直後からダウンタイム期間中は、「本当に回復するの?」と心配になるくらいの腫れが見られることがあります。
また、強い痛みが出ることもありますので、気になって触りたくなるかもしれません。
しかし、手術直後の患部は無防備な状態ですので、不要に触れたことで感染症のリスクが高まるのです。
そして、このような状態を避けたいのなら、手術直後からダウンタイム期間中は、患部には極力触れないよう注意する必要があります。

入浴やシャワーの注意事項を守ること

血行を促進させる入浴やシャワーは、医師の案内に従って再開してください。
また、温泉やサウナ、岩盤浴も禁止です。
患部が不安定な状態でこれらの施設を利用してしまうと、血行の促進だけでなく感染症のリスクが高まりますので、十分に注意しましょう。

禁煙、禁酒を守ること

普段から喫煙や飲酒をしている方は少々辛いと感じるかもしれませんが、鼻整形のダウンタイムが終了するまでは、禁煙と禁酒を心がけましょう。
たとえば、禁煙はガムを上手く活用することで実践できますし、ノンアル飲料を活用することで禁酒も可能になります。
鼻整形のダウンタイムはあっという間に過ぎていきますので、この間に感染症にかからないためにも、ダウンタイム期間中には禁煙と禁酒を守りましょう。

規則正しい生活を心がけること

夜更かしや寝不足、食事の時間が不規則、食事の偏りなどは免疫力の低下につながりますので、鼻整形後にはできる限り規則正しい生活を心がけ、十分な睡眠をとりましょう。
また、食事からの栄養素をまんべんなく摂ることも免疫力の向上につながりますので、なるべく多くの栄養素を摂取して、免疫力向上と感染症予防に努めましょう。

why?

鼻整形で感染症にかかってしまったら?

鼻整形で感染症にかかってしまったらどうすればいいか説明している看護師

鼻整形の最大のリスクは雑菌感染です。感染を起こした鼻は皮膚が拘縮する為、元より低くなってしまいます。程度は様々ですが、鼻が短くもなります。

どれほど注意していても、かかるときにはかかる、それが鼻整形後の感染症です。
そして、万が一感染症にかかってしまったら、まずは鼻整形を受けた美容外科に連絡し、適切な処置を受けておいてください。

感染症を改善するための処置について

鼻整形の感染症が発覚したら、以下の処置で改善を目指します。

初期の感染症

腫れや熱感が続くなど、初期の感染症が疑われる場合では、抗生物質の内服薬を服用したり、点滴をしたりして様子を見ます。
また、必要に応じて患部の洗浄を行うこともあります。
大抵の感染症はこの段階で食い止めることが可能ですが、症状を見過ごしてしまうと、中等度~重度に発展してしまうリスクが高まります。

中等度の感染症

患部に強い腫れや熱感があり、なおかつ膿が出ているような中等度の症状では、患部を切開して膿を出し、内部を洗浄することで対応します。
また、それと並行して抗生物質の服用も行います。(症状によりことなります。)

重度の感染症

鼻先や鼻全体が赤くなってパンパンに腫れる、大量の膿が出てくるなど、重度の症状が見られる場合では、プロテーゼの抜去や入替え、洗浄、抗生物質の服用での対応となります。(症状によりことなります。)
鼻整形の感染症では、初期段階で対処することで悪化を予防できますが、放置していると、いつの間にか重度にまで発展してしまうことがあります。
そしてそうならないためには、おかしいと感じた時点で鼻整形を受けた美容外科に連絡し、早急に処置を受けておくことが大切です。

case

eクリニックの鼻の美容整形の症例写真

鼻尖形成+軟骨移植+鼻中隔延長、法令線基部人口真皮、鼻背部軟骨以上、小鼻縮小を同時に行った症例写真
【リスク・副作用】腫れ 内出血 その他
執刀医:円戸望
@endo_eclinic2 @endo.hana
鼻中隔延長と軟骨移植とプロテーゼと脂肪注入と輪郭形成の症例写真 (4)
【リスク・副作用】腫れ 内出血 その他
執刀医:円戸望
@endo_eclinic2 @endo.hana
鼻尖形成と軟骨移植と鼻中隔延長と口角挙上と顎のヒアルロン酸の症例 (2)
【リスク・副作用】腫れ 内出血 その他
執刀医:円戸望
@endo_eclinic2 @endo.hana
鼻尖形成と耳介軟骨移植と小鼻縮小の症例写真 (10)
【リスク・副作用】腫れ 内出血 その他
執刀医:服部 健人
@eclinic_hattori
鼻尖形成と耳介軟骨移植と小鼻縮小の症例写真 (11)
【リスク・副作用】腫れ 内出血 その他
執刀医:服部 健人
@eclinic_hattori
鼻尖形成と耳介軟骨移植の症例写真 (33)
【リスク・副作用】腫れ 内出血 その他
執刀医:服部 健人
@eclinic_hattori
鼻尖形成と軟骨移植と鼻中隔延長と目尻切開とタレ目形成と脂肪注入と顎下の脂肪吸引とヒアルロン酸の症例写真 (1)
【リスク・副作用】腫れ 内出血 その他
執刀医:円戸望
@endo_eclinic2 @endo.hana
横から見た傷がない鼻中隔延長の症例写真 (1)
【リスク・副作用】腫れ 内出血 その他
執刀医:円戸望
@endo_eclinic2 @endo.hana
クローズド法の鼻中隔延長の症例動画 (2)
【リスク・副作用】腫れ 内出血 その他
執刀医:円戸望
@endo_eclinic2 @endo.hana

summary

感染に配慮した鼻の美容整形を受けるならeクリニッへ

名古屋院の内装

eクリニックは、術後の感染に配慮しつつお客様一人一人が持つ本来のポテンシャルを最低限の手術で引き出す鼻整形を追求しています。たしかな技術と経験を活かし、お客様に合った鼻整形の術式・デザインをご提案させていただきます。

eクリニックには各分野の専門医が多く在籍しており、医学博士も在籍しています。そのため、技術の追求だけでなく安全面にも配慮した鼻整形を行っています。

感染症に配慮した鼻の美容整形を検討している方は、ぜひ一度eクリニックの無料カウンセリングを受けてみてください。

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