副皮除去術

デリケートゾーンの余分な副皮が気になる女性

婦人科形成分野の施術のひとつである「副皮除去術」は、デリケートゾーンの余分な副皮を切除する施術です。
副皮が原因のデリケートゾーンのニオイや炎症などのお悩み改善を目的としています。
また副皮除去術は、小陰唇縮小術と同時に行うことが多く、併用することで、全体的なバランスを整えることができます。
縫合の糸は通常の医療用縫合糸と医療用の溶ける糸の2種類があり、取扱いはクリニックや術式によって異なります。
傷跡がほとんど残らず、比較的手軽にデリケートゾーンを整えることができる施術であるため、副皮除去術を受ける女性が増加傾向にあります。

Feature

女性器の部位の名称と特徴

副皮の図解

副皮除去術に関する女性器の部位の名称と特徴を解説します。

副皮とは

副皮とは、大陰唇と小陰唇の間にあるヒダのことをさします。
とはいえ、この定義は日本のものであり、海外ではクリトリス包皮の一部であると定義している国もあります。
副皮の形状や特徴は個人差が大きく、副皮がない方がいたり、片方しかない方がいたり、二重・三重になっている方もいたりします。
副皮はそのものは悪いものではなく、健康を脅かすようなものではありません。しかし、副皮の形状によっては分泌液の垢がヒダに溜まりやすくなり、その結果気になる臭いを発するようになるケースがあります。
また、副皮によってクリトリスが覆われてしまうことで、不感症になってしまう場合もあり、性行為やパートナーとの人間関係に影響を及ぼす可能性もあります。

大陰唇とは

大陰唇とは、デリケートゾーンの外側にある大きな脂肪の膨らみで、内側にある生殖器と尿道口を守る役割があります。
副皮や小陰唇とは異なり左右差に個人差がなく、対称となっているのが特徴です。

小陰唇とは

小陰唇とは、大陰唇の内側にあるヒダで、尿道口や膣口を保護するためにあります。
大きさや形は人によって大きく異なり、左右差がある方やギザギザした形の方などがいます。
よって、はっきりとした正常な形や大きさの基準はありません。

Method

副皮除去術の施術方法

副皮のイメージ

副皮除去術は、大陰唇と小陰唇の間にある副皮を切開し、除去する施術です。
基本的にデリケートゾーンは傷跡が残りにくい特徴があるため、切開術であっても傷跡や施術がバレてしまうなどの心配はいりません。

よりデリケートゾーンのバランスを整えたい場合は、小陰唇縮小術との併用施術を行います。
麻酔の方法は笑気麻酔と静脈麻酔からお選びいただけます。また、施術開始前に局所麻酔を使用し、痛みを感じないように施術を行います。

e-クリニックでは、施術が終わった後、止血のためガードルとナプキンを着けていただき、院内で30分間座って陰部の圧迫を行っております。

Method

副皮除去術の縫合方法

副皮除去術の縫合の仕方は、主に2つあります。

外縫い

外縫いは、切開した皮膚の表面を縫合し、傷を塞ぐ方法です。
外縫いの場合、施術費用が安いケースがありますが、縫合糸が目立つため施術跡がわかりやすいというデメリットがあります。

中縫い

中縫いは、溶ける医療用の糸を使用して副皮の内部から縫合を行う方法です。
傷跡も目立ちにくく糸はとけるものを使用するため、抜糸の必要がありません。

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副皮除去術がおすすめな人

副皮の大きさを気にしている女性

副皮除去術は、個人差はありますが、以下のような方におすすめです。

  • 大きさや副皮の有無など左右差があるのが気になっている方
  • 炎症を起こしやすく悩んでいる方
  • デリケートゾーンのニオイが気になる方
  • パートナーから指摘を受けて気になっている方
  • 介護を受ける時のためにデリケートゾーンの見た目を整えたい方

Merit

副皮除去術のメリット

副皮除去術のメリットには「傷がほとんど残らない」「デリケートゾーンのニオイの緩和や改善を目指せる」「見た目に自信がつく」「心身ともに良い方向に向かう」の4つがあります。

外縫いの縫合法で施術部分が目立つのは縫合中(施術直後のダウンタイム時)だけですので、抜糸をすればほとんど目立ちません。

副皮の形を整えたり小さくすることで、洗浄しやすくなって垢が溜まりにくくなるため、デリケートゾーンのニオイを改善に導くことが可能です。

また、デリケートゾーンの形が整われることで見た目にも自信がつき、心身ともに前向きな気持ちになれるのも、副皮除去術の大きなメリットといえます。

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副皮除去術のデメリット

副皮除去術のデメリットには「外縫いにすると抜糸するまで傷口が目立つ」「術後しばらく
軽い出血がある」の2つがあります。

抜糸をすればそれほど傷跡は目立ちませんが、外縫いは皮膚の表面を縫合する方法ですので、どうしても糸が表面に見えてしまいます。

術後しばらくは、軽い出血を伴うことがありますので、ナプキンを着けることをおすすめしております。

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副皮除去術のよくある質問

副皮除去で痛みを感じるときはいつですか?

副皮除去(手術)で痛みを感じるタイミングは、麻酔をするタイミング、麻酔が切れたタイミング、ダウンタイム中、傷口が癒えていない状態で刺激を受けたタイミングです。手術中は麻酔を使用するため、切開中の痛みはありません。術後の麻酔が切れたタイミングの痛みには、痛み止めの処方をしておりますのでご安心ください。

副皮が擦れて痛くなるのはなぜですか?

副皮が擦れて痛くなる原因として、下着の刺激により副皮が大きくなり、刺激をさらに受けやすくなっている状態が考えられます。このような状態が続くとさらにひどくなり、出血したり腫れが悪化したり、痛みが強くなったりする恐れがあります。また、細菌感染のリスクもあるため、早めに治療を行うことをおすすめします。

副皮が大きくなるのはなぜですか?

副皮が大きくなる原因は3つあるとされています。遺伝、ホルモンバランスの変化、加齢によるたるみです。もともと副皮が大きい方は遺伝の可能性が高く、年数が経過してから大きくなったと感じた場合は、ホルモンバランスや加齢によるたるみが考えられます。

手術中の痛みが気になります。手術はやはり痛いですか?

手術中は麻酔をするため、痛みの心配はありません。しかし、麻酔を注射で注入するタイミングでは、チクっとする程度の痛みを感じる場合があります。eクリニックでは、お客様に合わせて麻酔の選択もできるようにしておりますので、痛みが心配な方は、カウンセリング時にご相談ください。

仕事復帰はいつごろできますか?

お仕事の内容にもよりますが、仕事復帰は、術後から3日目が望ましいです。比較的身体への負担が少ない手術ですが、仕事で激しい動きをする方は、ひきつれ感や痛みを感じるリスクはありますので、できるかぎり2日〜3日は安静にしてお過ごしいただくのが安心です。お仕事やライフスタイルについてもお伺いしつつ、ダウンタイム中の過ごし方についてのアドバイスもさせていただきます。

傷跡は目立ちますか?

デリケートゾーンは、もともと傷跡が残りにくい箇所であるため、傷跡が目立つ心配はありません。また、傷跡が目立ちにくい方法で縫合していきますので、手術のあとは目立ちにくいです。性行為中にパートナーに気づかれてしまう心配もほとんどありませんので、どうぞご安心下さい。

Price

料金表

婦人科形成 副皮除去 外縫いキャンペーン価格 88,000円(税込)
片側料金 61,600円(税込)
モニター価格 76,780(税込)
婦人科形成 副皮除去 中縫いキャンペーン価格 154,000円(税込)
片側料金 107,800円(税込)
モニター価格 109,780円(税込)

Doctor このページの監修医について

江崎正俊医師

江﨑 正俊 Masatoshi Esaki

e clinic 名古屋院長

経歴

略歴

  • 2014年 名古屋大学医学部医学科 卒業
  • 2014年 名古屋第一赤十字病院 初期研修医
  • 2016年 名古屋第一赤十字病院 産婦人科入局
  • 2018年 静岡赤十字病院 産婦人科
  • 2021年 大手美容外科 入職
  • 2022年 大手美容外科 分院院長就任
  • 2023年 eクリニック名古屋院 院長就任

資格・専門医

  • 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医
  • 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医

所属学会

  • 日本美容外科学会(JSAS)正会員

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